南八ヶ岳縦走 編笠山(2,523m)~赤岳(2,899m)~天狗岳(2,645m)


南八ヶ岳縦走
編笠山(2,523m)~権現岳(2,715m)~赤岳(2,899m)~横岳(2,829m)~硫黄岳(2,742m)~天狗岳(2,645m)

2019年3月22日~24日
自主山行
メンバー CL:ぐっさん(記)、SLひらちゃん、gigi

コースタイム:
3/22 6:30富士見高原駐車場→11:00編笠山→14:30権現岳
3/23 6:00権現岳→8:00キレット小屋→10:30赤岳→13:00横岳→14:30硫黄岳→15:30夏沢峠
3/24 5:15夏沢峠→6:20根石岳→7:00東天狗岳→8:00黒百合ヒュッテ→9:30渋の湯→(路線バス)→茅野駅→(JR)→信濃境駅→(タクシー)→富士見高原駐車場

当初3/21-24に後立山の縦走を計画していたが、荒天のため直前に八ヶ岳縦走に切り替える。残雪期の八ヶ岳を、南から蓼科山を目指して何処まで北上できるか挑戦することにした。3/21名古屋18:30発 小淵沢駅21:00でひらちゃんと待ち合わせ、道の駅で仮眠。

3/22
5:30に起床し登山口の富士見高原に移動。駐車場には雪が無い、6:30スタート、編笠山頂に向う。森林限界を超えたとたん猛烈な風と、凍った雪が出てくる。まず11:00に第一座目の編笠を通過し、青年小屋でアイゼン装着。晴れで気温が高く数歩歩く都度膝や股まで埋まり体力を消耗する。キボシの上部はトレースが消えていたため、適当そうな場所を選んでトラバース。キボシの両サイドが深く切れ落ちてるナイフロッジを慎重に通過し、14:30予定より2:30遅く権現山に到着。幕営予定のキレット小屋は諦め、権現小屋横で幕営。北アルプス、南アルプス等360度の眺望。ぽかぽかしてて暖かい。食当担当はひろさんでビビンバ丼と煮卵、スープ。呑みながらゆっくり準備し頂く。夜間は強風、低温が激しくシュラフの中でガタガタ震えながら朝を迎える。

3/23
4:00起床 朝食はカレー飯。強風の中撤収に手間取り6:00発。権現岳からの雲海がとても綺麗だった。名物の長い梯子を慎重に下り、梯子下のトラバースを一歩一歩足場を作りながら進む。(鎖は雪で出ていない)気温が冷え込んだので、昨日の様に足が埋まることも無く進む。ツルネや幾つかのピークを超えキレット小屋で休憩。気温が低く風も強い。先ほどまで開けていた視界もガスって来ている。赤岳への急な登りに取り付き進む。山頂に近づくに従いどんどん風が強くなり雪も飛ばされ凍った岩肌が出てきて、苦しみながら休憩も出来ず進む。行者小屋からの道と合流したらいきなりしっかりしたトレースがでてきて、ほっとした。山頂で写真のみ取りすぐ下山し展望荘で休憩。パーティで話し合い本日の幕営地を夏沢峠とし進む。硫黄までのアップダウンのて私はかなりバテテしまい、全体の行程が遅くなってしまった。雪の無い硫黄山頂で写真をとり、夏沢峠に降り小屋横の樹林帯で幕営。今晩の食当は私でマーボー春雨。3/24の予定を話し合い、天狗まで行き渋の湯にエスケープすることにした。

3/24
夜間昨夜と同じように強風、低温が激しいく余り眠れなかった。翌朝きてみれば-18℃。やはり八ヶ岳は寒い。テント内は結露が凍りバリバリである。プラティパスの水も半分以上凍ってしまていた。(シュラフの間に入れておくべきであった)渋の湯のバスの時間に合わせ3:30起床、棒ラーメンの朝食をとりヘッデンを付け5:15発。ミカブリ山までは樹林帯で問題なく進む。そこから先、根石小屋付近が烈風地帯。体を斜めにしながらじわりじわりと進み7:00天狗岳登頂、強風が吹き荒れガスってて何も見えない。スマホの写真をとるため数十秒素手にしたが、手の色がみるみる変わってきて激痛が走った。休憩をせずすぐ黒百合ヒュッテまで下山。樹林帯で風もなく平和な世界に帰還できた。ヒュッテにはカラフルなテントが10張くらいあった。あとは安定したトレースがある道を進み渋の湯に9:30下山。バス、JR、タクシーを乗り継ぎ入山地まで戻り、富士見高原の温泉により、ひらちゃんを小淵沢まで送り帰名。渋ノ湯→茅野駅のバスは、午前2本と午後1本のため、ダイヤを事前に確認しておくこと。バスはJR東京方面と乗り継ぎやすいダイヤ。信濃境駅は無人駅でタクシーも常駐していないため、事前にアルピコタクシーに迎車の電話した。

3月の八ヶ岳は雪も少なく楽に行けると予想していた。行ってみると風速20m、気温もマイナス20度と厳冬期そのものの状態であり、かなり厳しかったが、その分達成間が感があった。メンバーも気心知れていて安心して楽しめた。今回は2年ぶりの挑戦であり、またまた途中エスケープ下山となってしまったが、またやって見たい。

3/22

3/23

3/24

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